前回のC税理士との打ち合わせで
会社のお金が減っているのになんで利益が出ていると言われるか質問を投げかけたAさん。
数秒間を置き、Cさんが答えます。
「まず、借入金返済してるから、利益と関係なくその分預金は減るよね。
借入おこしたときの入金が利益にならないように、返済も費用にはならないからね。」
「次に、月々の売上増えている分、翌月や翌々月の入金も増えてるでしょ?
未入金の金額膨らむと、会社の預金自体はなかなか増えないんだよね。」
「ほかにもいくつか小さい理由あるけど、大きく分かりやすいところでいうとそこかなぁ。
中小企業は会計上の利益以上に、キャッシュフローが大切だから、その視点と疑問はよくて、いい質問だったよ。」
この説明には、Aさんも納得でした。
続けてCさんは言います。
「会社の資金繰りのためには、入金のサイト(期間)を短くし、支払のサイトは長くしてって視点もあるけど
それには自分は反対で、余裕があることは前提だけど、自分は忘れないうちに早く支払うようにしてるかな。
支払忘れちゃうって相手にしてもらったことも忘れちゃう失礼な行為だし、
支払が早いと相手の信頼も強くなっていい関係性の構築ができるんだよね。
まぁ、これは独立当初尊敬する社長に教えていただいたことなんだけどね(笑)」
以前、売上金の未回収の件でとても嫌な思いをしたAさんは激しく同意いたしました。
利益やキャッシュフロー、その他、普段聞きなれない言葉も多く大変疲れる時間となりましたが、
Cさんの、期中は儲けが分かりやすいような数字の報告にしてゆくねという言葉に安心し
第一回のCさんとの会計打ち合わせを終えるのでした。
この記事へのコメントはありません。