C「前回は途中で話終えちゃってごめんね。もうひとつの保険に入らないほうがいい理由だけど、二期目の利益って一期目の赤字を大幅に超えるくらいに出そうかな?」
A「今の税理士さんの予測だと、トントンか、少し超えるくらいと説明されたけど。」
C「やっぱり。一期目赤字で役員報酬下げたとしても、出ても赤字解消くらいの利益になってると思ったよ。法人税、住民税、事業税が利益に対してかかるのはなんとなく分かるとは思うけど、過去の損失はその計算するうえで相殺できるのは知ってたかな?」
A「え、じゃあ今回は法人税とかもともとかからなかったってこと?それなのに節税の保険料を支払おうとしてたって馬鹿みたいじゃん。。。」
経営者として成長していると思っていたAさんにはこの事実は大変ショックなものでした。
C「まぁそんなに落ち込まないで、よくある話っちゃ話だよ。紹介してくれた社長さんには、利益が出そうとだけ伝わっていて、保険の代理店の方には利益がいくらくらい出そうとだけ伝わる。実際、決算書や法人税の申告書を読める保険屋さんの方が少ないわけで、向こうからすれば実際税金が少なくなったかどうかまでは確認のしようはないからね。申し込み前でよかったよ。」
続けてCさんは言います。
C「あと、税金の繰り延べだったら、民間の保険会社の他に、セーフティ共済という公的なものがあるよ。もし税金を繰延べたい要望があったとしても、まずそれを勧めるなぁ。一定額のくくりはあるけど、結構効果的だよ。」
前回に引き続き頭はパンクしそうでしたが、とりあえず節税にはならないということに理解、納得し、保険の代理店の方へ、お断りの電話をいれたのでした。
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