税理士として中小企業に携わらせていただいていると、
社長の視点と従業員の視点、普通のサラリーマンの視点、それぞれのお役所の視点、その他もろもろの視点
本当にいろいろと違うんだなと痛感することが多いです。
なので、一見いい思いばかりしていると思われがちな社長、
特に零細企業と呼ばれるような、小さな会社の社長のつらさを何回かにわたって書かせていただこうと思います。
果たしてどれだけの人の目にとまるかは分かりませんが、
つらさを乗り越えた社長、いままさにつらい思いをしている社長にご共感いただくか、
社長っていい思いばかりじゃない。
というかつらいこと多すぎじゃないかと、誰かに伝わりますと幸いです。
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あるところに、とある職人Aさんがいました。
新卒での入社後、来る日も来る日も仕事にあけくれ、
拘束時間だけを見れば労働法で定められている時間を常に超えていましたが、
働くことによりスキルやノウハウが身につくことや、
職場の仲間たちの居心地、
そして何より自分を雇ってくれた社長への尊敬と恩返しであることから、
がむしゃらに10年間頑張ってきました。
あるとき、社長から、
自分で会社を作り一本立ちしてみてはとの打診を受けます。
今請け負っている仕事の売上から逆算し、収入は増えるという想定と、
社長のように代表として頑張ってみたい気持ちも重なり、
独立、法人化することを決意し、30代新たな門出となりました。
法人設立の専門家、司法書士へ会社の設立を依頼し、
司法書士さんから紹介を受けた
社会保険労務士・税理士に顧問契約を依頼しました。
法人の設立で司法書士へ30万円
社会保険労務士、税理士は月3万円ずつの顧問料
そんな初期費用を抱え、
職人Aさんの会社は株式会社の形態でスタートを切りました。
続く。
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