先日、お客様になって頂いた方との最初の頃の打ち合わせで質問された事項で、
「月々の利益が出ているのは分かるけれど、本当に儲かっているか不安です。」
という相談がありました。
前任の税理士さんが作った決算書を見てみると、
売掛金がある程度の金額あるのに、買掛金が無くて未払金も少なく、
創業当初の借入金も、半分返済し終わっているという状況でした。
この決算書を見てなるほどと思った自分は、
売掛金ー買掛金ー未払金 分くらいは借入金が無いと資金繰り悪いですよ。とアドバイスいたしました。
入金がひと月やふた月遅れで入ってくるのに対し、
支払を先に済ませると、会社の資金は売掛金の入金を待つ状態になってしまいます。
創業当初は、売掛金の額がそこまでなかったとしても、
事業が軌道にのり、売上が上がってくると、売掛金の金額も増えてゆくはずです。
それに対して、創業当初の借入金は返済されて減ってゆくので、
会社の資金繰りが悪くなり、利益は出てるけど、儲かっている気がしないという社長の悩みにつながったのです。
社長に対し、この貸借対照表なら、〇〇〇円借入金が無いとバランス悪いですよ。
手元にお金が無いと、行動の決定に影響も出てきてしまうので、そのときそのときの会社の状況に応じて
債権債務のバランスをとることも重要です。
弊社では、このような、財務諸表に応じた相談も受け付けております。
利益は出てるけど、儲かっている気がしない社長の方、ご相談のお問合せ、お待ちしております。
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