11月申告の会社さんが重なっていたこともあり、
先週一週間はドタバタしておりました。
今年も残るところあと一か月ですね。
みなさんの中にも、年末調整という作業に必要なのでと、
変な書類に名前と印鑑ちょうだいね。と会社からお願いされた方いると思います。
本日は、この年末調整について、少し説明しようと思います。
みなさん、お給料明細って毎月きちんと見てますか?
・毎月きちんと見ている方。
・いつもと違うところだけ確認する方。
・ちらっと見るだけの方。
・見ないで捨ててしまう方(サラリーマン時代自分はここでした。)
さまざまかと思います。
年末調整は、月々のお給料から引かれているうちの所得税の金額を調整する作業のことを指します。
お給料をもらっている方の所得税って、その人の家族構成や、支払っている社会保険料の金額、生命保険料の金額、その他のいろいろな事情(住宅ローンだったり、医療費だったり)を元に計算されます。
税金の計算は、通常「確定申告」という手続きを経て、2月ー3月中旬までに行う必要があるのですが、日本の人全員がその手続きをすると、する側も、受ける側も処理が間に合わなくなってしまうため、一番多い職種である、給与を一か所だけからもらっている会社員の方については、会社の方で税金を計算して、調整してくださいね。という税金の徴収制度となっているのです。
月々の所得税は、一定の表を元に、だいたいの金額が源泉徴収されています。
そして12月になると、1月から12月のお給料の金額。すなわち税金計算の基となる一年分のお給料のトータルが分かりますので、
そこに
「扶養控除等申告書」「保険料控除等申告書」
から税金計算に必要な情報を提出いただいて、一年間のトータルの税額を計算いたします。
そして、源泉徴収額が少なかった場合には、追加で徴収。
多かった場合には、その方に返金。という手続きを経て、サラリーマンの方の、一年間の納税手続きが完了となるのです。
これらの情報だけで処理できないような方
・二か所以上からの給与
・住宅ローン控除を受ける方(初年度)
・医療費控除を受ける方
その他もろもろ
の計算が必要な方は、その翌年3月15日までに確定申告が必要となるのです。
たまに、年末調整と確定申告 どっちがお得か?と聞かれることもあるのですが、
手続きこそ違いますが、計算される税金は一緒となります。
年末調整だけで済むならそれが一番簡単ですので、年末調整の書類については、決められた時期までに提出できるようにいたしましょう。
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